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■バッポ村2日目 〜開校式・模擬授業〜
H11年4月6日(火)
バッポ村の朝 〜 ホームステイを終えて
バッポ村の朝は早い。しかしのんびりしている。村の真ん中を通る道路は、ヴァンビエンに向かって自転車通学の高校生たちや、仕事に向かう人がいっぱい載ったトゥクトゥク。
生徒たちは川へ顔を洗いに連れて行ってもらったようだ。
朝8時過ぎに、生徒たちは学校に戻ってきた。その顔はホームステイを終えた満足感でいっぱいだ。
自然に子供たちと遊ぶ生徒たち。前回も訪問した女の子の周りにはそれを覚えていた子供たちが集まる。
そして、「咲いた、咲いた」とチューリップ』の合唱。他の女子は、長縄跳びや『大きな栗の木の下で』等の歌を教えたり。男子は、ギターや、道路で野球をしたり、
教員も縄跳びやセパタクローに参加して遊んだ。
「小学校に着くと、子供たちは縄跳びやボールで遊んでいた。それは前回バッポ村を訪れた時にプレゼントしたもので、それを使って楽しそうに遊んでいる姿を見てとても嬉しかった。」
「バッポ村の子供は恥ずかしがり屋だけれど話しかけてみると意外と人なつこくてすごくかわいい。それにサッカーや野球を教えると、物覚えが早くて思いきり投げたボールを小学生の子が打ったときはびっくりした。」
子供たちへのプレゼント
9時半になり、交流会。まず、我々から学校へプレゼントを渡す。
富士山の写真・ノート・クレヨン・鉛筆削り・地球儀、中には協力者の方からの寄付の品もある。
先生に渡す度に拍手が沸き起こる。
「子供たちは地球儀を珍しそうに見ていて、私たちも苦労して持ってきた甲斐があったと思った。」
生徒たちによる模擬授業
教室に分かれて、生徒たちによる模擬授業。
「ちぎり絵」では、日本やラオスの写真を元に、折り紙を切ってちぎり絵を作る。初めは教えていたが、覚えが早くどんどん完成していった。
次の部屋では、日本に持って帰る絵を描いてもらっている。
子供たちは思い思いに描いていくが、山と川のある風景はいかにもバッポ村らしい。
その次では、折り紙をつなぎ合わせて花作り。
何が出来るのだろうと不思議そうだったが、完成した花の姿に大喜びだった。
男子たちは、一人ずつ分かれて折り紙を教える。
しばらくするとたくさんの紙飛行機がバッポ村の空に飛んだ。
手裏剣や折り鶴も折ってほしいと、子供たちが行列を作っていた。
「子供たちは一生懸命になって絵を描いてくれた。女の子は、配ったクレヨンでは物足りなかったみたいで、自分たちのペンで鮮やかに仕上げてくれた。みんなすごく綺麗に細かく描き上げてくれた。山の絵がほとんどだったが、日本と違って青で山を描くのだ。太陽の描き方も、違った色々な発見があった。」
「私は生まれて初めて『授業』というものをした。折り紙を教えたのだけど、みんなの目がじっと私を見ているので緊張気味だった。鶴などは途中で分からなくなってしまう子もいて、困った顔をしているので行って教えると照れながら続けていた。しばらくすると、分からない時に私のところに来てくれるようになった。中には出来上がったものをくれる子もいて嬉しかった。」
「一つの教室に子供たちがびっしり入っていて、『折り紙を教えてあげてくれ』と先生に言われた。そこで僕は、この広々とした環境には紙飛行機が一番合うと思い、子供たち一人一人の夢を乗せて運んでくれるような飛行機をみんなで作ってみた。僕の願いが叶ったのかはわからないけれど、飛ばしている時のみんなの笑顔がとても眩しかったので、たぶん叶ったのだろう。でも、なぜかその時、自分でもよくわからないけれど、とても悲しくなった。なぜだろう。」
「折り紙や画用紙も貴重なラオスの子供たちに、はり絵を教えた。はり絵の完成品だけでなく、片付けにも感心した。私たちなら捨ててしまうだろうと思われる、小さな折り紙のはしきれまでも、大切に集めていた。この時あらためて、紙は貴重なものであり無駄にしてはいけないと教えられた。」
模擬授業:ちぎり絵
そして・・・お別れ
12時、最後に集合写真を撮ってお別れのとき。
バスに乗る我々にたくさんの子供たちの手が伸びる。
そしてゆっくりとバスが走り出すと、みんな走って追いかけてくる。生徒たちは、流れる涙もそのままに手を振っていた。
どうしてもギターを渡したいという男子の訴えでバスは戻る。
ある女の子は浴衣を渡すことができたが、ギターは渡せなかった。
昼食後、市場でお土産にラオスのお米を買い、中国桂林のような眺めの川原に出る。
その川に飛び込んだ先生と生徒がいたが、意外に冷たい川の流れは、バッポ村で熱くなった体を冷ましてくれただろうか?
その横で、地元のおばさんが水浴びをしていた。
そして、生徒たちの手にはホームステイさきでもらったお土産の梛子の実や西瓜、メロンがあった。
日本には持って帰れないお土産だがその心は十分伝わっているはずだ。
タット・ルアン
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