試合前の練習での生徒のこんな一言から始まった大会であった。長野県の予選会をすべてコールド勝ちし、去る7月15日(土)新潟県代表校・明鏡高校と対戦した。この試合の勝者が全国大会への切符を手にする。9回の表・裏が終わって2対2の同点。10回以降は試合規定により1死満塁のサドンデス方式。10回表は我がさくら国際の攻撃、1点を取り10回裏の守備についた。あと1人、あとワンストライクを取れば優勝だ。久しぶりに心臓の音を感じた。渾身のスライダー。筋書きのドラマが終わろうとしたその瞬間、目の前が静止画像にかわった。打球は打った瞬間にレフトの頭の上を越えるものとわかった。その後、一瞬の静けさの後、相手チームの歓喜の声が聞こえ、我がチームは立ち尽くすしかなかった。泣き崩れる生徒を抱えながら、閉会式を終え、相手校、審判の方々、応援してくれた方々に挨拶を終えた。
どこまでも高く広いそら、さわやかなかぜ、そしてその中に普段以上の笑顔と普段では見せない涙を生徒たちは見せてくれた。最後に生徒たちにはこの大会を通じて、好きな野球ができる喜び、ここまでいろいろ支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れないでほしい。いくつもの悔しい涙の向こうに本当の喜びがある。次こそは・・・ みんながそう胸に深く刻んだ大会であった。
野球部顧問 高橋 智明
平成18年7月22日(土)
全国版読売新聞に、野球部の生徒の活躍が取り上げられました!