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2003年4月
入学おめでとう〜青春、只今ing〜
学園長 荒井裕司

 新入、転編入、それぞれ新しいスタートをきる皆さん、入学おめでとう。
 約一週間たって、学校生活はいかが?
「家から遠い」―――――「それは大変だけど、頑張って来て欲しい」
「クラスが静かすぎ」―――――「それはもうじき素が出てくるから…。」
「教室が狭い」――――「仕方がない、ゴメン。じきに慣れる。」
「先生が、のっていない。」――――「これからこれから!」

等々いろいろな感想があるでしょう。ハードな部分はやっぱり普通の高校のようにはいかないけど、ソフトな部分はいっぱい良い所があるからね…。
みんながいい学校づくりに参加して欲しい。いつか日本一の学校にしたいから。

 「めだかの学校」というNPO法人がある。
 めだかを田んぼにいっぱい増やそう。めだかばかりじゃなく、げんごろうやヤゴ(トンボの幼虫)、糸みみず、たにしなんかも一緒に増やしてしまう。要は無農薬で美味しいお米を作ろう、そうしたら自然に田んぼは生物であふれてくるというのだ。
冬に水を張って草の生えるのを防ぐから消毒の必要がない。
耕すこともせず稲の残った中、機械で田植えをする。
残った株からいろいろな養分が出て、夏には田んぼで生き物の命の大合唱が始まるという。

 一昨年の暮れ。私の友人で予備校時代の生徒の保護者からお米が届いた。
そのお米を炊いて食べたカミさんが絶叫した。
「こんなおいしいお米、食べたことがないわ!」
確かに美味だった。
新潟県魚沼産のコシヒカリといったブランドものではない。
全く無名の米といっていい。それ以来私達はこのお米のとりこになった。

 無農薬のお米や野菜、果物は健康を考える人類の理想だが、なかなかそこまでは遠い道のりだ。
 しかし田んぼが汚染されないということは、水がどんどんきれいになっていくということに他ならない。日本中の田んぼを浄化すると、絶滅の危機にあるトキや様々な生き物を守ってくれるばかりでなく宇宙船地球号のみんなが守られることになるという。
この活動は昨年NHKの教育テレビが、一年間追いつづけてドキュメンタリー番組となった。もちろん大きな反響をよんだ。

 不耕期の田んぼは前述の通り機械で苗を植える。
でも今年の田植えは一部を手植えにしてくれるという。
我々国際学園の1年生のためにだ。
 田植えが終わってもしばらくの間は田んぼの中は静かで落ち着いている。初夏からカエルが鳴き、たくさんの生き物が信じられないほど発生し、にぎやかになるという。
国際学園の春から夏のクラスの雰囲気ににている。
秋には美味しいお米をみんなに食べてもらえる。うれしいことだ。

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