◆お笑いはなぜ強い。 藤原紀香が結婚することになった。スポーツ紙は一面に写真を載せて大騒ぎだ。相手は大阪出身のお笑い芸人。世の男性たちは、かなりのショックだったにちがいない。それもそのはず、彼女は日本を代表する女性といえるからだ。スタイルもいいし、笑顔もいい。笑顔にくもりがないのが、一番なのかも知れない。少し前には小倉優子が、世間を「あっ」と言わせた。あのコリン星からやって来たという神秘的アイドルが、やはりお笑いの男との交際が発覚したからだ。更に少し前になると、「同情するなら金をくれ!」と言って一世を風靡した名子役が、同様にお笑い芸人と結婚した。 お笑いでなくても、高知東生が高島礼子と結婚したり、そのまんま東がかとうかず子と結婚したりした時だって大騒ぎだったのに、それが、今やお笑い芸人が、天下を取る勢いだ。 自分がファンの女性が結婚することは、相手が誰であろうと悔しいのはあたりまえだ。しかし、その相手がどんなに闘っても絶対に勝てるとは思えないスーパースターや美男子アーティストならあきらめがつく。背かっこうも同じくらいで見た目は自分の方が勝っているかも知れないと思えるお笑い芸人が相手では、男は納得がいかないのだ。運命的な出会いを神様がつくってくれさえしたら…。そんな思いでもんもんとした日が暫く続く。
◆恋の極意 恋愛にマニュアルはない。それは誰もが一番良く知っている。自分の若い日を振り返ればうなずくことも多い。だから面白いカップルや異色な組合わせが誕生する。どう考えたって多くの人を不幸にしてしまうような恋愛も多いが、本人は客観的な眼力は失い、ただ夢の中にいる。あとになってみて取り返しのつかない大きな喪失を知ることもある。 新聞やTVや雑誌でチヤホヤされ毎日毎日が雲の上を歩いているような人には、心の安らぐような癒しの時間がないのかも知れない。いつも緊張の連続で本音さえも言い合うことのない生活。そんな折、「負けてもともと」「当たってくだけろ」的な言葉や行動が新鮮なのだろうか。お笑い芸人たちの挑戦は以外と功を奏し、柔らかいハートを射抜いたのだろう。そう考えると、一般的な男性にも、チャンスは常にあることになる。勇気リンリン、元気とファイトが湧いてくる。あっ、そうだ。私はとうの昔に結婚していた。無念!
◆元気を与えることが楽しいのだ。 先日倒れた87歳の母を見舞うことが多くなった。兄弟姉妹の多い時代に生まれているし、ゲートボールやらいろいろな会にも積極的に出ていた現役でもあったせいか、見舞い客が非常に多い。みんな優しい言葉をかけ、安心させて帰ってくれる。病人を気遣う人間の本来の姿だと思う。ところが、妹は結構手厳しい。命令口調も多く、「聞き捨てならない!」と思う言葉まで平気で浴びせている。「自分でたって!」とか「トイレぐらい自分でできなきゃ仕方ないでしょう」「そんなに甘えないで」等等。あるとき私は「言葉がきつすぎるぞ」といってたしなめたら、「お兄さん!身内ぐらい厳しく言ってあげないといつまでもこのまんまよ!」と言う。心を鬼にして接しているという。確かに、そうではない時は、誰よりも長く足をマッサージをし続けている。私といえば、マッサージをしている妹の横に座って、足の裏をくすぐり続けている。ある時は、横に座って脇をくすぐってやる。結構胸の大きな母なので、時々ドキッとしたりはするが、複雑な顔をしながら母は笑いこけている。そんな母を見ては妹はまた笑っている。「見舞いに来て、いつも患者の足の裏や脇をくすぐる人はいない」という。しかしこのくすぐり攻撃は、母は「大好きだ」といっていたという。 最近、アメフトのチアガールに抜擢された日本人女性がいた。笑顔の実にさわやかな女性で、誰が見ても「なるほど」と納得がいく。しかし抜擢されてからは言葉のカベや、体力差や生活や習慣の悩みで、落ちこみつづけたという。ある日、同僚から誘いを受けて食事をし、アドバイスを受けて、それらの悩みはふき飛んだという。「人が元気になることで私たちが楽しいんでしょ!」それから彼女は元気を取り戻し、はつらつと仕事がこなせるようになったという。私の母への攻撃もまんざらでもない作戦だと一人で悦に入っている。
◆女性の底力、未来への期待 女性の各分野への進出はとどまるところをしらない。雇用機会均等法などという法律が影をひそめるほど、実力の世界では女性が日本をリードしつつある。特にスポーツではマラソンやゴルフ、柔道、レスリング、など著しい活躍をみせる。音楽や芸能界でも同じことが起きていて頼もしい。男の影が薄くなって来たともいえる。ただ政治や経済での分野ではまだまだという感も否めない。しかし、もう時間の問題だろうと思う。アメリカのライス国務長官のような実力派も出てくるだろう。メンツや理論にとらわれて動くことの多い男たちは、世の中には通用しなくなるもかも知れない。 いよいよ年の瀬となった。お笑い芸人たちからも学ぶことの多い1年だった。来年は社会全体でも、教育の分野でも考え実践しなければならない課題が多い。私たちも肝に銘じ、保護者の皆様にも御理解と御協力をお願いしたい。
子育て三訓
幼児期は 肌を離さず
少年期は 目を離さず
青年期は 心を離さず
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