◆PTAバスツアー この10月20日(土)。PTA主催のバスツアーが開催された。OBの会、桜の会からも参加あり、にぎやかに『ロマンと歴史の町上田とさくら国際の見学』が行われた。りんご狩りのあと早速メインの松茸狩りの山へ向う。入口に着くと驚きと不安の声。「キャー、ここ登るの?」「話がちがう〜」「ダメだ、歩けない」確かに足元を見るとヒールの保護者もいる。私達にもちょっと不安がよぎる。「ここまで来たら挑戦!」「よし行こう」などの元気な声にあと押しされて、みんな急傾斜を登り始めた。「田んぼのような平らなところに生えているんじゃないのネ。ハハハ〜」息遣いも荒くなって途中の休憩。もうそこには自然とのハーモニーの産物“松茸”が群生していた。笠を開いたもの、まだ土中にほとんどが埋ったままのもの。20本にも及ぶ松茸の香りの洪水。今年は夏の暑さや水不足で生育状況が悪かったというが、この日のために精一杯成長していてくれた。頂上では地元の人たちが松茸ごはんやナメコ豆腐汁や漬物、果物を用意しての昼食会。振り返ってみると信じられないほどの高さを登って来た自分たちに対する感動が湧いてくる。昼食で満腹になったあとは山道をワイワイ、ガヤガヤ楽しく下りた。山梨(やまなし)や山のキウイ、アケビや山椒などが沿道にあって秋の深まりを感じさせてくれた。
◆さくら国際見学 バスは夕暮れの迫りつつある塩田平を一路さくら国際高校へ向う。遠くからもその木造校舎のたたずまいが見える。校舎内に入ると「懐かしいワ」「やっぱり木造校舎は温かい雰囲気ネ」などの感想がとび出す。二階に上って和室をのぞいてまたビックリ。「ここは何ですか?」「上っていいですか?」とスリッパを脱いでみんな上り出す。昔でいう裁縫室のあとだ。今は学年を越えてのリラクゼーションルームになったり、交流の場にもなったりしている。最後は体育館。そしてみんなが植えた桜の苗木も確認して学校をあとにした。 最終観光地は前山寺。上田はロマンと歴史の街だが、その中でもこの前山寺の三重の塔は未完の完成塔といわれる。鎌倉時代の末期に造られ始めたが、本家本元の鎌倉が滅亡の危機となり、塩田北条氏はことごとく鎌倉へ援軍として出陣。しかし、最終的に全滅してしまう。造営中だった三重の塔は完成を待たず残ってしまった。しかしその見事さは後世まで未完の完成塔として守られてきた。その寺の入口に信濃デッサン館があり、そのコーヒーショップは最高の眺望を添えてくれる。奈良、鎌倉、そして戦国時代と大きな歴史の流れの中で息づいて来た上田の街並。夕闇が迫り、街の灯りがまたたいて微笑むように見える。その中を電灯をいっぱいにつけた二両編成の電車が走っていく。「あれ、走ってる。走ってる。」誰かが歓声を上げる。あれは宮崎駿監督で世界を席巻したアニメ映画の「千と千尋の神隠し」の水中を走る電車だという。この辺りの伝説の竜はハク、湯ばばの住んでいる温泉旅館は別所温泉が舞台になったという。樹々にかくれたり家並みにかくれたりしながら電車の消えたのを見送って「さあ帰りましょう」となった。 日ごろの多忙な毎日の中、「バスツアーに行こう」と前向きに考えていただき、勇気を持って参加していただいた皆さんに感謝、感謝の思いで見送らせていただいた。
◆ドラゴンズから学ぶこと セントラルリーグのクライマックスシリーズは三連勝でドラゴンズが勝ち上った。一昨年のバレンタインのロッテ野球、昨年のヒルマンの日ハム野球の見せてくれたような鮮やかな勝利だった。第一戦の試合ぶりを見て、これは三連敗だと予想をたてたがその通りになった。ジャイアンツの選手に気迫が足りず、また監督にも「どんなことをしてでも勝ちに行く」という気力が無かった。残念ながら決戦に臨むサムライの姿にはとうてい見えなかった。 早大の斉藤投手も今秋は敗戦を経験した。彼の場合はこの敗戦が大きな成長の糧になるにちがいない。しかしプロ野球であるジャイアンツの選手はこの溝を埋めるのに相当の精神的成長と時間が必要になろう。
◆家出のすすめ 家出とは家族に内緒で家を飛びだすことではなく、家の外に別な世界を見つけること。その距離が遠くなれば遠くなるほど、そして日常から離れれば離れるほど自分の知らない素敵な世界となる。 あの急な山道を登って頂上にたどりついたPTA、桜の会の皆さんの得た達成感。きっと新しい世界を広げられたことでしょう。みなさんがお家を留守にしていた間、実は子どもたちは、自然体になり、ぐぐんと成長していたかも…。 子どもたちは自分の世界に入りこんでしまうことの多い昨今。子どもたちもどんどん家出に挑戦して欲しい。それは逃げることではなく、新たな挑戦の活力を身につけること。だから12月のラオス。どうみんな、行ってみない?ジャイアンツの選手も連れていきたいよ。 |