東京国際学園高等部
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 私の17歳         タカハシ先生                


Seventeen's Map

木の葉が散り、本格的な冬の到来である。と同時に本格的なラグビーシーズンの到来でもある。先のワールドカップラグビーでは日本代表は残念ながら全敗に終わってしまったが、自分より体の大きい相手にタックルにいく姿に胸を打たれた。中学時代は野球部に所属し、高校に入ったら「甲子園に行くんだ!」と意気込んでいたが、中三の時テレビで見た『スクールウォーズ』というドラマに影響を受け、ラグビーをやりたいという気持ちに変わった。高校三年間は今までの人生の中で一番血と汗と涙を流した時期であり、もし生まれ変わったとしても二度としたくないつらく厳しいものであった。しかし、この三年間が今の私の大きな精神的支柱の一つになっている。

 ラグビー部は学校設立と同時にでき、私はその一期生であった。入部して一ヶ月くらいは楕円球に触れる新鮮さで楽しくやっていたが、一ヶ月過ぎたある日、部員が集められ、監督から「これからの練習はレクレーションとしてかそれとも勝つためにやりたいか。」と聞かれ、部員全員が「勝つためにやりたいです。」と答えた。その日から地獄の日々が始まった。

 私たちは一期生で一年生だけということもあってとにかく弱かった。100点ゲームなどしょっちゅうで負けるたびに相手チームに土下座をして試合を申し込み、泣きながらスクラムを組み相手に向かっていった。ある対外試合の時などは試合に負け、私の高校まで約30qある道をスパイクのまま走って帰らされそのあと何時間もしごかれた。毎日毎日逃げ出したかったが、「おまえら逃げたら負け犬だ。」と言う監督の言葉をまっすぐに受け止め、負け犬になりたくないと必死で頑張った。四月当初に40名いた部員もその年の一月には6名になってしまった。そこでもみんなで大泣きし再スタートを誓い合った。

 ある夏合宿の最中、高校ラグビー界では有名な先生(監督の高校時代の恩師)が来てこう言った。「君たちは捨石(コンクリートの道路に最初に敷かれる石らしい)になりなさい。」その言葉に私はショックを受けたが前向きに受け止め、どんな結果になってもいい捨石になろうと決めた。結局私の代では全国大会に出場することはできなかったが、その捨石を後輩たちは土台にし、今や我が母校は全国大会の常連校になり今年も9年連続出場を果たし、全国制覇を目指して頑張っている。そしてその後輩たちを誇りに思い、その活躍に私は支えられている。

最後の全国大会の予選で試合に負けた後、私たちも大泣きしたが、いつもは鬼のような監督も大泣きしていたのがとても胸に焼きついている。私もこの監督のように常に熱い心をもった教員になりたいと思い、現在に至っている。しかし実際は空回りばかりして日々失敗の連続である。

 こうして私の17歳の地図は描かれていった。次回はチャレンジ精神旺盛なホリオ先生お願いします。


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