ラジオから流れる洋楽と共に・・・
17歳の頃を思い出そうとする時に、私の頭の中には、その時の懐かしいポップスが流れてきます。 毎日毎日しがみつくようにして聴いた深夜のラジオ番組「オールナイト・ニッポン」や、今ではTVでおなじみの「みのもんた」で流行った「オールジャパン・ポップス20」など...。今から20年以上も前のことです。それでもあの当時の曲が、今のテレビでCMソングとして流れてくると、色々な思い出がよみがえってきます。
いわゆるラジオ世代とでも言うのでしょうか、当時の高校生の間では、テレビは家に一台一台しかなく、家族とのチャンネル争いもそこそこに、それじゃあラジオなら一人でも楽しめる、そんな時代に私も生きていました。ビートルズはもちろん、ローリングストーンズ、カーペンターズ、イーグルスといった多くの名曲を生み出したアーティストたちに加えて、1曲だけのヒットで終わってしまった数多くのミュージシャン達。
私の音楽にたいする嗜好はごく自然に、生活の一部になっていたラジオから流れる洋楽に傾き、毎日英語の歌を意味不明ながらも、口ずさむことによって育てられていきました。大学に進学しよう、そして英語を本格的に勉強してみようと決心したきっかけを与えてくれたのも、カーペンターズの美しい歌声でした。以前からこの兄妹デュオの曲はすべて気に入っていて、心が安らぐメロディーに聞き入っていましたが、「どんな歌詞の内容なんだろう?」とふと思い立ち、辞書を片手に、ジャケットに載っている英語の歌詞を調べ始めたのでした。
...Looking back on how it was in years gone by and the good time that
I had, makes today seems rather sad, so much had changed...(過ぎ去ったあの頃を振り返り、消えていった年月の楽しかったことを思い出すと、あまりにも変わり果てた今が、少し悲しい...)
あの有名な‘Yesterday Once More’(イエスタディ・ワンス・モア)の中の歌詞の一節です。とても感動的な詩ではあったけれど、当時の若さゆえに共感できない印象もありました。それが今、この曲に耳を傾けますと、長い長い時を超えて、必死で英語辞書をめくっていたあの時の17歳の私の姿を、振り返る私の心に映し出しているのです。その自分の姿を思い出し、あらためてこの曲に感銘を受け、心から浸ることができました。英語を教えるかたわらで、こうした英語の曲の持つ美しいメッセージを、国際学園の皆さんにも伝えられる機会がありましたら、17歳の頃の自分に戻ったつもりで楽しくお話したいと思います。
次は、東京国際学園の窓口の一輪の花、笑顔がステキなタナカ先生です。
どうぞ!
タナカ先生へ
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